埼玉県深谷市から、地域に根ざした行政手続のサポートを。車庫証明・建設業許可・風俗営業許可など、幅広く対応しています。

深夜営業の届出と風俗営業許可の違いをわかりやすく解説

バーやスナック、居酒屋の計画を立てていると、「深夜まで開けたい」「演出を強めたい」といった希望が自然と出てきます。
ところが、同じ“夜の店”でも、求められる法的手続は営業の実態によって大きく変わります。
名前やイメージではなく、店内で何をどう行うのかが判断の軸です。
まずは制度の全体像をつかみ、最短で安全にオープンできる道筋を描きましょう。

二つの入口を正しく理解する

深夜における酒類提供飲食店営業の届出

接待は行わず、主として酒類を提供する飲食店が、午前0時以降も営業するために行う手続です。
公安委員会への届出制で、必要書類が整って受理されれば比較的スムーズに深夜営業へ移行しやすいのが特徴です。

風俗営業許可

スタッフが客のそばで談笑やお酌、歌唱の相手をするなど、歓楽的な雰囲気でもてなす営業は接待に当たり、深夜の有無にかかわらず許可が必要です。
場所・構造・管理体制に厳格な基準があり、営業可能な時間帯も制限されます。

接待は、特定の客の近くでもっぱら相手をして歓楽的な雰囲気を作るもてなし。
遊興は、ダンスやショー、音楽などで客に楽しませる演出です。
演出を強めていくと、特定遊興飲食店営業の許可が必要になるケースがあります。
制度の選定は早いほど安全です。

自店はどちらに当たるのか?

届出に該当しやすい営業イメージ

  • カウンター越しの注文対応が中心で、スタッフが客の隣で長時間つきっきりにならない
  • 見通しを妨げる仕切りを作らず、照度や動線も一般的な飲食店レベル
  • 午前零時以降も酒類提供を続けたいが、ショーやダンスなどの遊興は行わない

許可が必要になりやすい営業イメージ

  • ラウンジやスナック等で、スタッフが客の近くで談笑・お酌・歌唱の相手を継続
  • ショー・生演奏・DJなどで客に楽しませる演出を提供
  • 照度を低くする、個室や見通しの悪い席を多く設けるなど、雰囲気を強める設計
深夜に音楽や演出で客に遊興をさせつつ飲食を提供する場合は、特定遊興飲食店営業の対象です。
届出ではなく許可が必要で、照度や防犯などの要件も課されます。
バーからナイトクラブ寄りの演出へ拡張する計画なら、制度の切り替えを前提に設計するのが安全です。

手続とルールの比較

項目深夜酒類提供の届出風俗営業の許可
対象接待なしで酒類を主に提供し、午前0時以降も営業接待を行う飲食店等
区分公安委員会への届出公安委員会の許可
期限・期間営業開始の10日前までに届出。受理後、所定の経過で深夜営業が可能標準処理期間が比較的長い。許可前は営業不可
営業時間の上限深夜営業は可。ただし遊興提供は不可深夜の営業は禁止。地域により延長指定がある場合あり
主な書類営業開始届出書・営業の方法・平面図 等申請書・営業の方法・各種図面・周辺状況図・管理者関係書類 等
立地・構造見通し・照度など一定基準に配慮用途地域や保護対象施設からの距離、構造設備基準などが厳格
違反時のリスク無届は50万円以下の罰金無許可は刑事罰や行政処分の対象
深夜は午前0時から午前6時
風俗営業の深夜営業は原則禁止ですが、都道府県条例で一部区域に限り延長が指定される場合があります。
延長の有無は地番単位で差が出ることもあるため、所在地の確認が不可欠です。

よくある誤解と落とし穴

「カウンター越しなら接待に当たらない」

形式より実態が重視されます。
特定の客に長時間寄り添い、談笑やお酌、歌唱の相手まで行えば接待と判断される余地があります。

「0時まで許可、以降は届出に切り替え」

同一店舗で接待飲食と深夜酒類提供の切替運用を前提にした計画は、現場での運用が破綻しやすく、無許可・無届の状態を招く危険があります。
制度の前提が異なるため、開業前に一本化した設計が必要です。

「届出が受理されたから何をしてもよい」

届出は深夜の飲酒提供に関する枠組みです。
ショーやダンスで客を楽しませる遊興提供は対象外。
演出を強めるなら、制度検討のやり直しが必要です。

安全に開業するための実務運用

スケジュール設計

  • 届出ルートは、営業開始の10日前を基準に逆算して準備
  • 許可ルートは、物件契約や採用計画と処理期間の整合を取る

図面・書類の整え方

平面・求積・出入口・見通し・照明や音響の配置など、審査の根拠となる図面一式を丁寧に作り込みます。
様式は各都道府県警の公開資料に沿い、事前相談で要件の読み違いを減らしましょう。

専門家に依頼するメリット

制度選定、立地規制の照会、図面作成、警察との折衝は初めての方には負担が大きい領域です。
要件の見落としは時間と費用のロスに直結します。
行政書士に任せることで、開業日と投資回収の見通しを守りやすくなります。

まとめ

  • 深夜に営業したいだけなら「届出」、接待や演出を伴うなら「許可」が基本
  • 線引きは名称ではなく営業実態。誤ると無届・無許可の重いリスク
  • 開業スケジュールと図面品質が成功のカギ。早期にプロと進めるのが安全

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